桜のプリザーブドフラワー

寒い日々が続くかと思いきやここに来て五月並の陽気、三寒四温とはよく言いますがまだまだ出かける時の洋服に悩む日々が続きそうですね。さて花粉も飛び始めたそんな今ぐらいからぽつぽつと話題に出てくるのは「桜」に関する情報です。早いところではもう「今年の花見はどこでやろう?」「今年の桜開花前線は」なんて話題も出始めているのではないでしょうか。「花見」といえば大抵の場合「桜」の事を指しますし、ある意味この花見シーズンというのは年内で一番「花」に対する関心が高い時期と言ってもよいでしょう。それほど桜は私たち日本人にとって象徴的で縁の深い花だと言えます。


桜とプリザーブドフラワー

ただ桜と言えば年間通して春の凡そ2週間程度しか咲かない儚い花としても有名です、また本当の見頃という意味ではさらに短い期間しか桜は花を咲かせません。桜は前述のように私たちにとって思い入れの強い花でもある為、当然と言えば当然お花を一年から数年枯れなくするプリザーブドフラワーの加工技術が試されています。ただ現代の技術だと不可能ではないものその生成は難しくあまり量産はされていないようです。元々プリザーブドフラワーの技術は生花の生命力を利用し生花自身の力でプリザーブド液を吸い上げてもらう事で完成します、その為桜は茎ではなく枝という点でまず加工の難しい部分があります。またプリザーブド加工を施すと花弁は散りやすくセンシティブになる為元々花弁が多く散りやすい桜やコスモスのような花との相性はよくありません。それでもやはり桜をプリザーブド加工したいという強い思いからか、最近ではこういったいくつかの難点を乗り越えて桜のプリザーブドフラワーを利用した商品も増えてきているといいます。