以前紹介したかもしれませんがプリザーブドフラワーは枯れないかわりに比較的デリケートな商品です。雑な言い方をしてしまうとプリザーブド加工というのは新鮮な状態の生花を内側から樹脂で固めたような商品です。その為ちょっとした衝撃で花弁が欠けたり落ちたりしてしまいます。そんなデリケートな商品ですからプリザーブドフラワーを送る際にショップは最大限の工夫を凝らします。
プリザーブドフラワー配送の工夫
例えばあるショップさんはクリアケースにいれた花を中が見えるダンボール箱に入れるといった工夫を行っています。こうする事でショップの人間はもちろん、ヤマトや佐川といった配送の方も「箱の中身が花である事」が確認できます。例え「割れ物注意」や「上積み厳禁」「天地無用」といった注意書きを書いたところで、中身の見えないダンボールだとつい人間雑に扱ってしまう事もあります。しかし箱の中身が見える事で商品を扱う人全てが「これは丁寧に扱わなければいけない」事を認識できるようになったと言います。これによりそのショップは贈った花が欠けていて残念だった、花弁が落ちていて返品を希望したいといった問い合わせが格段に減ったと言います。
ラッピングとのせめぎ合い
ただお花やプリザーブドフラワーというのはなかなかロマンチックな贈り物ですから出来れば相手があけるまでは中身の見えないほうが良い、とラッピングを希望される方も少なくありません。ラッピングされた状態でなおかつ中のお花が完璧な状態で届けばそれが最高なのですが、やはりラッピングのように中の見えない状態にしてしまうとプレゼントを渡して開けてもらった後しか花の状態がわからないのでリスクが残ります。プレゼントを送るショップにも、またショップでプレゼントを買って贈る人にもこれは難しい問題ですね。