プリザーブドフラワーと費用対効果

皆様正直な所どう思います?何って、プリザーブドフラワーの値段です。正直生花に比べて少し…いや随分高いと思いませんか?確かにプリザーブドの価格というのは花器やアレンジ代を差し引いても「お花」としては少し割高の傾向にあると思います。ですがプリザーブドフラワーはただの「お花」ではありません、果たして本当にプリザーブドフラワーは高いのでしょうか?


プリザーブドフラワー自体の希少性

最初に紹介したいのが、そもそも高いのはアレンジメントそのものではなくプリザーブド加工された「花材」だと言う点です。というのもプリザーブド加工、アレンジに使われる花は発色が良く美しいものばかりですが必ずしも加工そのものが上手くいかない事もあるからです。中には色が綺麗に染まらなかったものや加工の行程で花弁が欠けてしまうものもあり、綺麗に花が染まらない可能性自体がそもそも少なくないのです。そしてプリザーブド加工には花に吸い上げてもらう保存液と、保存液を吸い上げてもらう為の脱水液、大きく分けて2種類の薬品が用いられますがその何れも一つの花に利用できるのはたった一度なのです。一度利用した保存液あるいは脱水液は花の水分が混ざり非常に質が低下します、その為同じ薬で2本目を作ろうと思っても上手くプリザーブド加工は行えません。その為綺麗なプリザーブドの花を作るのに実は結構なコストがかかっているのです。


長い目で見るとお得?

そんなプリザーブドフラワーですが環境さえ良ければ1年から数年は綺麗な状態で咲き続けると言われています。例えば一つ5000円のプリザーブドがあったとして1年も持てば生花を1年飾っておくより遥かに割安です。水やお手入れの心配もありませんし、花粉もなければ虫が寄り付く事もありません。これでもプリザーブドフラワー、割高でしょうか?お花というよりインテリアとして考えるのが考え方としては妥当かもしれませんね。