何時までも長く綺麗な状態が続くと言われているプリザーブドフラワー、その寿命は凡そ1年から数年だと言われています。しかしこれはあくまで花にとって最善の環境下で管理された場合の寿命であって、置いてある場所や手入れの仕方によって花の寿命は長くも短くもなります。そこで今回はプリザーブドフラワーの状態が悪くなってきた時に私たちに出来る事を紹介します。
プリザーブドフラワーの透過や色混ざり
プリザーブドフラワーは加工が施されている為基本的に「枯れる」事はまずありません。しかし枯れないかわりに花弁の色が段々色褪せたり透過したりする事があります。これは花を飾っている環境の湿度が低すぎる事が原因として考えられます。また花の色がにじみ出ていたり、近くの花弁の色移りが起きていたりする場合は逆に花を飾っている場所の湿度が高すぎる事を意味しています。これらを防ぐためにもプリザーブドフラワーを置いておく場所は湿度30%~50%、温度18度~22度くらいが理想とされています。また既に透過が進んでいる場合でも、湿度の適した部屋に暫く置いておく事で多少復活する場合があります。
花弁のひび割れや縮小
またプリザーブドフラワーは非常にデリケートで繊細な商品である為、外からのちょっとした衝撃や直射日光等に弱い傾向にあります。軽く触れたつもりでも花が欠けてしまったなんて事もよく聞かれる内容ではあります。こうして花の端が縮こまってきた場合や欠損してしまった場合などは縁にカーブを描くようにハサミで切ってあげる(リペアする)と良いでしょう。勿論切る人のセンスや技術によって出来栄えは少し違ってきてしまうのですが、ハサミ一つで比較的簡単に花の見栄えを整えてあげる事が可能です。