薔薇やガーベラ、カーネーションに紫陽花などプリザーブドフラワーには様々な花が使われています。しかし以前紹介したように全ての花がプリザーブド加工可能なわけではありません。また不可能ではないにしてもかなり加工が難しい花も存在します。では現在流通しているプリザーブド加工品の中で最も大きいプリザーブドフラワーというのは何の花を使った商品だと思いますか?
胡蝶蘭のプリザーブドフラワー
オーダーメイドやアレンジ以外の用途で作られた特別なプリザーブドフラワーを除き現在確認する事ができる最大の花材は「胡蝶蘭」だと言われています。勿論取り扱っているお店はごく少数ですが、その全長は大きいもので凡そ75cm程あるといいます。胡蝶蘭は元々開店祝いや商売繁盛等を中心とした「お祝い」の花として生花で人気を博しています。そんな胡蝶蘭をどうにかプリザーブド加工出来ないかという試みの元胡蝶蘭のプリザーブド加工は進められました。元々蘭とプリザーブド加工は相性がよく、もう一回りサイズの小さいデンドロビウム等がもう少しポピュラーでよく使われる花材にあります。だからこそ花がデリケートになってしまうプリザーブド加工を75cmにも及ぶ大きな胡蝶蘭に施す事が出来たのでしょう、何時までも枯れないお祝いの胡蝶蘭として少し割高ではありますが贈られているようですよ。